パーキンソンについてなんでも相談できる
窓口をご用意しています
2025.05.09
パーキンソン病患者が利用できる公的支援制度

#女性の病気
#男性の病気
パーキンソン病と診断されると、医療費や介護の負担に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、患者さんやご家族を支援するための様々な公的制度があります。このコラムでは、利用可能な主な支援制度をご紹介します。
これらの制度を上手に活用することで、経済的・精神的な負担を軽減できる可能性があります。
パーキンソン病患者が利用できる公的支援制度
1.医療費の負担軽減
a) 特定医療費(指定難病)助成制度 パーキンソン病は「指定難病」に認定されています。
この制度を利用すると、医療費の自己負担が軽減されます。
・申請方法:主治医の診断書を添えて、お住まいの都道府県の窓口に申請します。
・メリット:医療費の自己負担額が、所得に応じて設定された上限額までに抑えられます。
b) 高額療養費制度 1ヶ月の医療費が高額になった場合に利用できる制度です。
・申請方法:加入している健康保険の窓口に申請します。
・メリット:自己負担額が一定の金額を超えた場合、超過分が後日払い戻されます。
2.障害者手帳の取得
パーキンソン病の症状により日常生活に支障がある場合、障害者手帳を取得できることがあります。
・種類:身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳
・申請方法:市区町村の福祉課などに申請します。
・メリット:各種サービスの利用や税金の控除などが受けられます。
3.介護保険サービス
40歳以上の方は介護保険サービスを利用できます。
・申請方法:市区町村の介護保険窓口に申請します。
・サービス例:ホームヘルプ(訪問介護)
デイサービス(通所介護)
ショートステイ(短期入所生活介護)
・メリット:症状に応じた適切な介護サービスを受けられます。
4.障害年金
症状により就労が困難になった場合、障害年金を受給できることがあります。
・種類:障害基礎年金、障害厚生年金
・申請方法:年金事務所に申請します。
・メリット:定期的な収入が得られ、生活の安定につながります。
5.生活支援
a) 日常生活用具給付制度 日常生活に必要な用具の購入費用を助成する制度です。
・対象例:電動ベッド、歩行器など
・申請方法:市区町村の福祉課に申請します。
b) 住宅改修費の助成 手すりの設置や段差の解消など、住環境を整備する費用を助成する制度があります。
・申請方法:介護保険サービスを利用している場合は、ケアマネジャーに相談します。
6.就労支援
a) 障害者就業・生活支援センター 就労に関する相談や支援を受けられます。
・サービス例:職業相談、職場定着支援など
・利用方法:お近くのセンターに直接相談します。
b) 障害者職業センター 職業評価や職業準備支援などのサービスを受けられます。
・利用方法:各都道府県にある障害者職業センターに相談します。
7.その他の支援
a) 各種税金の控除や減免 所得税、住民税、自動車税などの控除や減免を受けられる場合があります。
b) 公共交通機関の割引 鉄道やバスなどの運賃が割引になることがあります。
c) 駐車禁止除外指定車標章 一定の条件を満たせば、駐車禁止除外指定車標章の交付を受けられます。
このコラムでは、パーキンソン病患者さんが利用できる主な公的支援制度を紹介しました。
医療費の負担軽減、障害者手帳の取得、介護保険サービス、障害年金など、様々な支援制度があります。
これらの制度は、患者さんやご家族の生活を支える重要な役割を果たします。
ただし、申請方法や条件は地域や個人の状況によって異なる場合があります。
詳しくは、担当のソーシャルワーカーや各窓口にご相談ください。
私たちは、皆様が適切な支援を受けられるよう、全力でサポートいたします。
【パーキンソン病については、お気軽にご相談ください!】
◎ナーシングホームかんな 〒468-0014 愛知県名古屋市天白区中平3-209 営業時間 8:30〜17:30 TEL:052-846-7066 / FAX:052-846-707