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2025.05.17
パーキンソン病患者が安全に自宅で過ごすためのガイド

#女性の病気
#男性の病気
パーキンソン病は進行性の疾患で、体の動きに影響を及ぼし、日常生活のさまざまな場面で不便を
感じることがあります。しかし、自宅で安全に過ごしながら、自分らしい生活を続けることは可能です。
家族や周囲のサポートと適切な工夫により、患者さまが快適に、
そして安心して過ごせる環境を整えるための基本的なガイドを紹介します。
転倒を防ぐための環境整備
1. 家具の配置を工夫する
家具が多すぎると歩行時の障害物になります。通路を確保し、家具は必要最低限に絞りましょう。
また、家具の角や突起部分にはクッション材を取り付けると安全性が高まります。
2. 滑りやすい床材を避ける
滑り止めマットやカーペットを利用し、特に浴室やトイレなど水場は注意が必要です。
段差はつまづきやすいので、スロープを設置することも考えましょう。
3. 照明を工夫する
夜間や薄暗い時間帯は特に転倒のリスクが高まります。
センサー付きの照明を足元や廊下に設置することで、暗がりでも安全に移動できます。
日常生活での工夫
4. 衣類を簡単に着脱できるものに
着脱が簡単な衣類は日常のストレスを減らします。
マジックテープや伸縮性のある素材のものがおすすめです。
5. 専用の食器を使う
持ちやすい柄のカトラリーや滑り止めの付いた食器を使うことで、手の震えがある方も安心して食事ができます。
傾けずに飲めるカップも便利です。
6. トイレや浴室の安全対策
手すりや椅子の設置、安全に使えるような設備を整えましょう。
緊急用のコールボタンやセンサーを設けておくと、安心感が高まります。
サポートを受けることの大切さ
7. コミュニケーションを大切に
定期的な会話を通じて気持ちや困りごとを共有し、理解し合うことが大切です。
8. 介護サービスの利用
訪問介護やデイサービス、リハビリテーションなどの支援を取り入れ、生活の負担を軽減しましょう。
パーキンソン病の進行に応じた対応
9. 定期的な診察と相談
病状に合わせたケアを受けるために、専門医との定期的な診察と相談が欠かせません。
10. 運動とリハビリ
運動やリハビリは症状の進行を遅らせるだけでなく、心身の維持にも効果があります。
まとめ
パーキンソン病患者さまが自宅で安心して過ごすには、環境整備や日常生活の工夫、
家族のサポート、そして柔軟な対応が欠かせません。
小さな工夫の積み重ねが、大きな安心へとつながります。
【パーキンソン病については、お気軽にご相談ください!】
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