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2025.05.25
パーキンソン病患者のためのメンタルケア方法

#女性の病気
#男性の病気
パーキンソン病は、震えや筋肉の硬直、運動機能の低下など、身体的な症状が目立ちますが、
メンタル面への影響も大きい病気です。特に、長期間の治療や生活の変化により、不安やうつ症状を
抱える患者様が少なくありません。適切なメンタルケアを行うことで、心身のバランスを整え、生活の
質を向上させることができます。
本コラムでは、パーキンソン病患者様とそのご家族に役立つメンタルケア方法について、具体的な対策をご紹介します。
メンタルケアが重要な理由
1. 感情的な影響と悪循環
パーキンソン病は、脳内のドーパミンという物質が減少することで発症し、主に運動機能に影響を与えます。
その過程で患者様は将来への不安や進行する恐怖、日常生活の制約によるストレスを感じることがあり、
うつ病や不安障害を発症する可能性があります。身体的な症状がメンタル面に影響を及ぼすことで、
悪循環が生じることもあります。
2. メンタルケアの効果
心のケアを行うことで、精神的な負担を軽減し、前向きな気持ちで病気と向き合えるようになります。
これは生活の質を高めるだけでなく、症状の進行を遅らせる効果も期待できます。
メンタルケア方法の具体例
3. リラクゼーション法
深呼吸や瞑想、軽いストレッチなどを日常に取り入れることで、心を落ち着け筋肉の緊張を和らげます。
毎朝5分間の瞑想などを行うことが、不安感の軽減につながります。
4. 心理療法(カウンセリング)
感情の変化や困難を専門家に話すことで、ストレスの整理や対処法を学べます。
カウンセラーとの定期的な対話は、心の負担を軽減し前向きな思考を促します。
5. 趣味や楽しみを見つける
読書、音楽、ガーデニングなど、体に負担をかけずに楽しめる活動を取り入れることで、
日常に彩りが加わり、気分転換や心のリフレッシュが図れます。
6. サポートグループへの参加
同じ病気を持つ人との交流を通じて、孤独感や不安を和らげる効果があり、
情報交換や励ましの場としても有効です。
ご家族のサポートとメンタルケア
7. オープンなコミュニケーション
感情や悩みを共有することで、適切な対処がしやすくなり、患者様も心を開きやすくなります。
8. 介護者のメンタルケア
介護をするご家族もストレスを感じやすいため、自身の心のケアも大切です。
必要であれば、カウンセリングやサポートグループを活用しましょう。
医療機関と連携したメンタルケア
9. 定期的な診察と相談
医師と定期的に相談し、精神的な不安や症状についても共有することで、
必要に応じて薬物療法を受けることができます。
10. リハビリと心のケア
リハビリは身体の機能だけでなく、自己肯定感の向上や精神の安定にもつながります。
医療機関が提供するプログラムを活用しましょう。
まとめ
パーキンソン病患者様にとって、メンタルケアは生活の質を高める大切な要素です。
日々のリラクゼーション、趣味、家族の理解、医療との連携を通じて、
心と体のバランスを整え、前向きに生活していきましょう。
【パーキンソン病については、お気軽にご相談ください!】
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