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2025.06.04
パーキンソン病患者に役立つ補助金・助成金の情報

#女性の病気
#男性の病気
パーキンソン病は、進行性の神経疾患であり、患者様の生活に大きな影響を与えます。
治療費や介護費用など、経済的な負担も増えることが少なくありません。
しかし、政府や地方自治体からの補助金や助成金を利用することで、経済的な負担を軽減し、
安心して治療や生活を続けることができます。
本コラムでは、パーキンソン病患者様に役立つ補助金や助成金の情報を紹介し、どのように申請するかをわかりやすく解説します。
医療費助成制度
1. 障害者手帳による医療費助成
パーキンソン病患者様は、病状に応じて障害者手帳を取得することができます。
障害者手帳を持つことで、医療費や通院にかかる交通費の助成が受けられる可能性があります。
自治体ごとに異なる制度ですが、医療費の一部が免除されることが多く、
定期的な治療や薬物療法の負担が軽減されます。
申請には、主治医の診断書や自治体の窓口での手続きが必要です。
2. 高額療養費制度
パーキンソン病の治療には、長期間にわたる薬物療法やリハビリが必要となり、医療費がかさむことがあります。
高額療養費制度は、月々の医療費が一定の自己負担限度額を超えた場合に、その超過分が払い戻される制度です。
所得に応じて限度額が設定されており、申請を行うことで自己負担が軽減されます。
健康保険組合に申請書を提出することで利用できます。
介護費用の助成制度
3. 介護保険制度
パーキンソン病が進行し、日常生活において介護が必要となる場合、介護保険制度を利用することができます。
65歳以上の方、または40歳以上65歳未満で特定疾病(パーキンソン病を含む)と診断された方は、
この制度の対象となり、
介護サービスを利用する際の費用が一部助成されます。
訪問介護やデイサービス、リハビリテーションなどが介護保険の適用範囲内で提供され、
費用の一部が助成されるため、負担が大幅に軽減されます。
申請は市区町村の介護保険窓口で行います。
4. 福祉用具や住宅改修の助成
介護保険制度の中には、福祉用具のレンタルや住宅改修に対する助成も含まれています。
歩行補助器や車椅子、介護ベッドなどがレンタルでき、費用の一部が助成されます。
また、住宅改修に関しても、手すりの設置や段差の解消といった工事に対して、
一定の金額まで助成が受けられる制度が用意されています。
障害年金
5. 障害基礎年金
パーキンソン病が原因で日常生活に支障をきたすことがある場合、
障害基礎年金の受給対象となることがあります。
国民年金加入者で、障害等級が1級または2級に該当すれば受給資格があります。
一定の保険料納付要件を満たしている必要があるため、事前に確認しましょう。
6. 障害厚生年金
厚生年金に加入していた期間に初診日がある場合は、障害厚生年金の対象になります。
等級に応じて1級〜3級まであり、支給額は障害基礎年金より高くなる傾向があります。
申請には主治医の診断書が必要で、年金事務所で手続きを行います。
その他の補助金・助成金
7. 自治体独自の支援制度
地方自治体によっては、パーキンソン病患者様向けの独自の支援制度が用意されている場合があります。
福祉タクシー利用助成、医療費減免、住宅改修費補助など、多様な支援があります。
各自治体の福祉課に相談して、利用できる制度を確認しましょう。
8. 就労支援と生活保護
症状の進行で働けなくなった場合、就労支援制度や生活保護制度の利用も可能です。
ハローワークや地域の支援機関では、在宅勤務や短時間勤務の紹介が受けられることもあります。
生活に困った際は、福祉事務所に相談しましょう。
まとめ
パーキンソン病患者様とそのご家族が、安心して治療や介護を続けるためには、経済的なサポートが重要です。
医療費助成、介護保険、障害年金などの制度を活用することで、
生活の質を保ちながら負担を軽減することができます。
まずは情報を集め、申請を行い、適切な支援を受けることが大切です。
【パーキンソン病については、お気軽にご相談ください!】
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