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2025.01.01
パーキンソン病とは?初期症状から診断まで

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パーキンソン病の概要
パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質であるドーパミンが不足することによって発症します。 ドーパミンは、体を動かすための指令を脳から筋肉に伝える役割を担っていますが、これがうまく機能しなくなると、運動に支障が生じます。
初期症状に気づくために
パーキンソン病の初期症状は、比較的軽微であるため見過ごされがちです。しかし、以下のような症状に気づいた場合、早めに神経内科を受診することが重要です。- 手足の震え(振戦)
最もよく見られる初期症状が、安静時の手や指の震えです。患者様がリラックスしている時に、片側の手や指が小刻みに震えることが多く見られます。
震えはストレスや緊張によって悪化することもありますが、寝ている時には止まることが特徴です。
- 筋肉のこわばり(筋強剛) 筋肉が硬直し、腕や足がスムーズに動かなくなる「筋強剛」も、初期症状の一つです。歩く際に腕が振れなかったり、関節が固く感じる場合は、パーキンソン病の可能性があります。
- 動作が遅くなる(寡動) パーキンソン病では、動作のスピードが遅くなり、歩行や日常動作に時間がかかることがあります。歩き始めるのに時間がかかる、足が引きずるなどの症状が見られることもあります。
- バランス感覚の低下 初期段階では軽度ですが、バランス感覚が低下し、ふらつくことが増える場合もあります。転倒しやすくなるため、特に注意が必要です。
パーキンソン病の診断方法
パーキンソン病の診断は、主に臨床診察と患者様の症状から行われます。 確定的な血液検査や画像検査は存在しませんが、以下のような方法が補助的に使われます。- 神経内科での臨床診察 神経内科の医師は、患者様の症状や病歴を詳しく聞き取り、手足の震えや筋肉のこわばり、動作のスピードを評価します。 歩行の状態や姿勢も観察し、パーキンソン病の典型的な症状が現れているかを確認します。
- 画像検査(MRIやCTスキャン)
パーキンソン病自体を診断するための画像検査はありませんが、MRIやCTスキャンを使って、他の疾患(脳卒中や脳腫瘍など)を除外するために検査を行います。
これらの検査は、パーキンソン病に似た症状を引き起こす他の疾患を排除するために行われます。
- DATスキャン(ドーパミントランスポーター・イメージング) DATスキャンは、脳内のドーパミン神経の活動を評価するための特殊な検査です。 パーキンソン病ではドーパミンの減少が見られるため、この検査によりドーパミン神経の状態を確認できます。 特にパーキンソン病と他の神経疾患との鑑別に役立ちます。
- 治療への反応を評価 パーキンソン病の診断の一つとして、ドーパミン補充薬(レボドパ)への反応を確認する方法があります。 もし薬に対して症状が改善する場合、パーキンソン病である可能性が高いと考えられます。
早期診断の重要性とその後の対応
パーキンソン病は進行性の疾患ですが、早期に診断し、適切な治療を始めることで症状の進行を遅らせることが可能です。 早期に治療を開始することで、日常生活の質を保ちながら、より長い期間にわたって自立した生活を送ることが期待できます。- 薬物療法の導入 パーキンソン病の治療には、ドーパミンを補充する薬物療法が用いられます。代表的な薬はレボドパであり、症状を軽減する効果が期待できます。 また、ドーパミンアゴニストなどの薬も使用されることがあります。
- リハビリテーションと生活支援 薬物療法に加えて、リハビリテーションも重要です。理学療法や作業療法を通じて、筋力やバランス感覚を維持し、日常生活の動作を改善することができます。 さらに、家族や介護者のサポートを受けながら、生活環境を整えることが患者様にとって大きな支えとなります。
結び: パーキンソン病を早期に発見し、前向きに対応する
